高齢社会に向けて

宮本 トシコ

現在、日本は世界に例を見ない高齢社会になっています。

高齢者と言われるシニア世代には、様々の援助・支援がありますが、対象の方々にはその意図が届かないばかりか、身体的な悩み、家族や生活による精神的不安などが重なっています。

何気ない日常の中で嫌なこと、イライラや思い通りにならないことがあると、気分の落ち込みや、集中力、忍耐力を欠き、やる気をなくしてしまう傾向が見られます。

特に仕事や家族のために過ごしてきた人にとっては何をすればいいのか、生き甲斐を 見つけられず自分の殻に閉じこもってしまう傾向があります。

団塊の世代が高齢化を迎えた現在は一層増しています。

仲間とともに

生活環境を変えてみては、生き甲斐や将来の展望につながることを、と言われても、一人の力で簡単にできることではありません。

仲間がいればどうでしょう。同じ思いの仲間と話せる機会があれば、一緒に行動する、自分の役割があれば・・・動き出すことができると思います。

人は人に頼られること、自分ができることを見つけたとき、それが喜びや元気にかわり、力が湧いてきます。

改めて自分を振り返り、仲間とともに支え合い変化に挑戦、新たな方向を模索する場を提供できれば前に進むきっかけづくりになります。

一人で殻に閉じこもらず、仲間とともに門戸を開いて外に出る機会を作りましょう。

ともに学ぶ

ペーパーワークやグループワークを通して自分を振り返ってみることはいかがでしょう。そこから生き甲斐やこれからの展望も見えてくるでしょう。

自分の価値を再認識、自分を信じ進む場を作ることです。楽しく遊びながら学べる「遊べる心理学」のメソッドを使いながら自分の再発見、再認識を試みましょう。

参加した多くの方から自分の再発見に気が付きます。

ただ学ぶだけでなく、知識を知恵に変えて、役に立つこと、そして身に付くものにしていきもしょう。人生の彩(いろどり)をどうつくっていくか、それはワクワク感をつくることです。